2010年03月07日

にせタジン

ずっとほしいなあと思っている調理器具が、例のタジン鍋。砂漠の国、モロッコで、水が節約できる調理道具として使われているという評判の鍋だ。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20091016/1029675/

一部の物を除いて値段もそんなに高いわけではないのでほしければ買えばいいじゃないかとよく言われるのだが、問題はその独特の形状にある。ただでさえ道楽のように買い集めた調理道具がいっぱいあるわが家の台所には、もう収納スペースがほとんどない。そこへこんな変な形の鍋を持ち込んだら妻の不興を買うのは必至だ。

そこで考えた。そもそもタジンと言っても土鍋と性質は同じはず。確かに漏斗状のふたは水蒸気を冷やして水分を下に落とすので水をほとんど使わない調理が可能というふれこみだが、わが土鍋でも、湯気抜きの穴をふさいでしまえば無水調理くらいできるだろう。

というわけで試してみた。材料は白菜、尾道タイヨーミートの豚バラベーコン、豆腐。

白菜をざく切りにして芯の部分を鍋の底に敷き、ついでベーコン、白菜、ベーコン、白菜と重ねていくそのたびに塩、コショウをひとふり、最後にさいの目に切った豆腐を盛り、ふたをする。

タジン.jpg

ただ、素材から水分が出る前に底の野菜が焦げる心配があるので、大さじ3杯ほどの水、1杯の酒を加える。ふたの湯気抜きの穴にはセロリなど、野菜の軸でも突っ込んで湯気を閉じこめよう。そしてごくごく弱火でじっくり加熱する。

10分もすると白菜の香りが部屋に漂うようになる。そしてぐつぐつと煮えはじめる。白菜が全体にしんなりして豆腐にしっかり熱が通ったら完成だ。塩、コショウは控えめにして、最後に塩で味を調えるようにしよう。

ひやあ!これはうまい。白菜の甘みが実によく出ている。そしてベーコンのうまみと渾然一体となり、すばらしいうまさだ。汁も最高のスープになっている。

ベーコンもできるだけいい物を使うのがいいと思う。味の深みが違います。これならタジンは当面不要かな。ちょっと寂しい気分もあるけど(笑)今度はモロッコ料理に挑戦してみよう。トマトやクスクスを料理してみようか。

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2009年06月20日

溶岩2号

溶岩プレートの話は以前も書いた。その溶岩を購入するきっかけになったのは、花見で見た634coさんの溶岩プレート。

それは三宅島の634coさんの友人(名前を知らないので、以下、仮に三宅さんとする)が、島に山ほどある溶岩を石屋さんに頼んで切ってもらって、試しに作ってみた物だった。その威力を目の当たりにしたオラは、あわてふためいてインドネシア産の溶岩を購入したのでした。

ところが、義理堅い634coさんは、ちゃんと三宅さんに連絡を取って、私のために新たに溶岩プレートを作るように頼んでくれていた。でも、なにせ三宅さんは別に溶岩プレートを商売で作っているわけではない。作るとなったら何十枚も作るらしいが、そうそういつも作っていては、溶岩に囲まれて暮らすことになってしまう。それで、一カ月以上の間をおいて、三宅さん→634coさんを経由して、ようやくわが家にやって来た、というわけです。

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三宅さんの溶岩は、四辺はきれいに切りそろえていないが、それがかえって自然っぽい味を出している。表面の仕上げはきれいで、適度に気泡が入って美しい。厚みはインドネシア君より少し薄めなので扱いやすい。

で、焼いてみました。いつも、カセットコンロの過熱がコワイので、今回は七輪を使いました。ガスでしっかり熱して七輪に移します。そして近くの肉屋で飼ってきた和牛のすね肉を、しっかり厚切りに。野菜もいろいろのっけました。

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いやはや、やっぱりうまいわ〜。前にも書きましたが、野菜が焦げたり水分が抜けたりせずに、甘みがしっかり残って焼き上がる。肉も旨みが逃げない。ありがとう、634coさん、三宅さん!!首にタオルを巻いてガツガツ食っているのは、妻です(笑)

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で、この七輪の下には、台を保護するためにインドネシア君を敷いていたのですが、これが七輪からの熱で、けっこう熱くなっていた。カミさん、食事の後でこれに新聞紙を敷いて座ってた。じわっと熱がお尻に伝わってきて、「汗が出る〜。岩盤浴やわ〜」。アンタはおめでたい人ですのう。
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2009年05月03日

溶岩はうまい!

先日の花見の時、知人の634さんがおもしろい物を持ってきた。溶岩プレート。溶岩を薄く切った板状の物で、これで肉や野菜を焼いて食べるのだ。

これがうまかった。肉は焦げない程度に焼けたぐらいで、すでに中まで温かくなっている。634さんはこのプレートを知人にもらったのだという。これはなかなかワイルドで、外めし道を極めたい私としては、どうしても入手したいではないか。

ネットでいろいろ検索してみると、富士山の物や桜島の物が有名で、通販でも扱っている。サイズとしては25センチ四方程度の物がいいらしい。ただ、値段はさまざま。3000円程度から、1万円を大きく超える物まで。

まあ、はずれでもともとだと思って、一番安い物を購入することにした。

http://mall.cau1.com/t/giftsen/item4815727.html

インドネシア産だそうだが、まあ、日本産だって外国産だって、石に変わりはないだろう。で、一昨日、わが家にやってこられました。

さっそく焼き肉にしてみた。

溶岩2.jpg

最初、ざっと洗った後、加熱して乾燥させ、いったん冷やして油を全体に軽く塗る。そしてガスコンロで強火で15分加熱。ここでカセットコンロに乗せて、今度は中火で加熱しながら食材を乗せていく。

いやはやうまい!!肉はジューシーさとうまみがきちんと残り、ちょうどいい焼き加減になる。野菜は甘みがしっかり出るし、長時間焼いても焦げにくい。キャペツ、ニンジン、しいたけ、ニガウリもうめ〜。七輪で焼いたときのように煙がモクモクと出ないのもすばらしい。

問題があるとすれば、カセットコンロのカセット部分に熱が移って少々危険なことだ。きょうはカセットが熱くなりすぎてストッパーが作用し、火が消えてしまった。そこでカセットを取りだし、水で冷やして再度、使い始めた。今度はプレートを少しずらして、できるだけカセットから離して使うようにしたら、無事、すべての食材を使い切れた。

重くて手入れが大変、という意味ではダッチオーブンにも似ているが、さびる心配はなく、一度、油をひいてしまえば、次からはシーズニングなども不要になるのも助かる。

いやあ、これはみんなにご披露したいものです。これはようがんすよ!
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2006年09月10日

移動式ピザ窯

私の知人に庄原市の石井さんという夫婦がいる。田舎暮らしがしたくて大阪から庄原に越してきた。

最初はパートで勤めたりしていたが、あるイベントでピザ焼きを頼まれたのがきっかけで、ピザ窯づくりにはまり、ついにオリジナルの移動式ピザ窯を作ってしまい、イベントでのピザ焼きが仕事になってしまったという人だ。

筐体はステンレスだが、内部構造はなかなか複雑で、陶器とテラコッタの板を組み合わせた窯をグラスウールで保温してあり、内部温度は400度以上になる。遠赤外線の力で、電気オーブンでは絶対に焼けないような、外はパリッと中はふんわりしたピザが焼ける。

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私は仲間と石窯は造ったことはある。また、庄原にいたころは、移動式のピザ窯というのも考案したことがある。しかし、私のは薪を燃やすタイプで、しかも地べたで焼くのでとても衛生的とはいえない。

しかし、石井さんのは熱源はガスなので、どこでも営業できる。しかも、持ち運び可能でフォルムもきれいだ。

いまのところ、庄原市の九日市に毎回出店しているほか、国営備北丘陵公園の秋祭りにも出店するそうだ。機会があったらぜひ味わってほしい。

他人のネタですみませんが、ひとつご声援を。

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2006年04月30日

お魚干し太郎

すごいメカを見つけました。arixという北海道の会社が製造している「釣り名人の お魚干し太郎」。靴下などを干す、円形の物干しがありますよね。あれがぐるぐる回ると考えてください。山陰なんかをドライブしていると、よく海産物の店で白イカやスルメイカがぐるぐる回っています。あれの家庭用ですね。さっそく使ってみました。

魚はウルメイワシを6尾。腹開きにしてワタを取り、きれいに洗います。ペーパータオルで水分をていねいに取り、開いた腹に塩をまんべんなくふりかけて皿の上に乗せ、冷蔵庫に入れて約30分。塩を身になじませます。これの頭のところを本体付属の洗濯ばさみでしっかりはさみ、本体に引っかけます。

機械は単一の乾電池を二個使います。魚がぶらさがった状態でスイッチを入れると、勢いよく魚が回り始めます。このとき、魚に付いている水分が周りに飛び散りますので、スイッチを入れたら退避して、しばらくは近くに寄らないようにしましょう。

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最初に機械に入っていた電池がかなりパワーが弱っていたことや、夕方だったことから、2時間してもあまり乾きませんでした。そのうち、みるみる回転が落ちてきたので電池を交換。すると見違えるように早く回るようになり、40分ほどで透明感のある仕上がりになりました。

まったく道楽としか言いようのない道具ですが、性能はかなりの物。取り扱いもメチャ簡単です。こういうことが好きなら、値打ちはあると思います。魚はとりあえず冷凍しています。食べた感想はまたレポートしますのでお楽しみに。

このブログをご覧になったら、下記をクリックしてやってください。ランキングが上がります。
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200スキ発見

以前、100スキのことは書いた。100円ショップで売られている小型の鋳物製フライパンのことだ。フライパン型のダッチオーブンをスキレットという。その100円タイプだから100スキ。本物のスキレットは数千円するが、これは小さくとも、ほぼ本物と同じ能力を持つ。

ところが、中国の鉄需要の高まりで鋳物の材料費が上がり、どこの100円ショップでもほとんど姿を消し、幻とまで言われてきた。

ところが昨日、広島市安佐南区八木のダイソーへ行ったところ、100スキを発見!やった、と思ったところ、何と200円の商品だった。つまり200スキ。倍になっても売れると踏んだんですね、ダイソーさん。

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でも、外めし好きなら200円の値打ちは十分あると思います。以前、スペインオムレツの欄でも書いたけど、こいつは本当に使えるんです。一度手に取ってみてください。鋳物製のステーキ皿も200円で売っていました。

訪問された方、どうか下記をクリックしてくだされ。
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2006年03月28日

移動ストーブ

庄原のワークキャンプに参加してきました。林業や農業の体験をみんなで一緒にして、庄原の伝統のある民家に泊まるのです。

ここでの楽しみが食事。地元の米や野菜をふんだんに使い、素朴だけどおいしい食事をみんなで囲みます。ご飯は薪&羽釜で炊きます。この水加減、火加減が以外に難しいのですが、この日は抜群のでき。うっすらと焦げができて(これがウマイんだよね)、米の一粒一粒が立っている。

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実は、このお宅には、立派なくどがあることは以前も書いたと思いますが、実は今冬の大雪で煙突が折れてしまい、現在は使用中止。そこで、臨時に移動式の薪ストーブを使っているわけです。森林作業場などでよく使われるヤツらしいけど、なかなか使えます。
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2006年03月05日

ソーラークッカー

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庄原へ遊びに行って、おもろいものを見つけました。ソーラークッカー。太陽の光で調理をする道具ですね。折りたたみ式のパラボラを広げて、中央に鍋ややかんをセット。太陽の方角に向けると、お湯が沸いたり目玉焼きができたり。

でも、これって当然ですが太陽が陰るとぜんぜんダメだそうです。これを展示していた人いわく、イベントとかで、ちょっと自慢げに取り出して広げたら、とたんに雲が出だして、けっきょく何も料理はできず、なんてこともよくあるらしい。

また、鍋は黒い物でないといけないし、逆に取っ手が黒いと熱くて持てない。黒いプラスチックの部品が付いていると熱で溶けてします。いろいろ制約が多いのです。まあ、遊び道具ですね。あっ、もちろん買いませんでした。これで作ればめっちゃおいしくなるのなら考えますが…
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2006年01月30日

鉄瓶

職場の同僚が、なかなかいい鉄瓶をくれた。南部鉄だそうだ。しかし、錆びて困るので手に負えない。だから手放すという。もったいないことです。ありがたやありがたや。

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さっそく家に持って帰り、七輪でお茶を沸かして飲んでみた。幸せ幸せ。「どーしたん、これ」と娘が聞くので、わけを話すと、「そりゃー鉄フェチの父さんには、かなりありがたい贈り物じゃネエ」と言っていた。なるほど、うまいこと言うなあ(笑)

鉄は確かに錆びやすいけど、いつも使ってやるとだんだん錆びにくくなる性質がある。特に、お茶をたびたび沸かすと、お茶の葉に含まれている「タンニン」という渋みの成分が鉄分と結びついて、「鉄タンニン」という、非常に変化しにくい物質を作るのだそうだ。これは抜群の錆止めになるという。

だから、ダッチオーブンも、ときどき残り物のお茶の葉とかを入れてお湯をぐらぐら沸かし、そのまましばらく放置しておくといいそうだ。あるお年寄りは「お茶のあくが付くと錆びんようになる」と言っていた。昔の人は偉いねえ。
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2006年01月24日

汚水蓋

わが外めし道究極の秘密兵器を紹介します。人に言わせると、「こんなものを使うなんて、外めし道ではなくておまえは『外道』だ」と言われてしまいますが。

ある日、うつむきかげんに街を歩いていて、ふとマンホールのふたに目が止まった。「これて鉄やんか。鋳物やんか。ていうことは、ダッチオーブンと一緒やなあ。ということは、この上で料理とかできるなあ」。

そういう目で観察してみると、実にすばらしい色合いとフォルムをしている。微妙に刻んである模様も、ジンギスカンなべの油抜きの溝みたいだ。特にええのが、広島市の下水用のふた。表に「汚水桝」と書いてある。この「汚」という文字が、肉の赤いところに焦げ目として刻印されたらかっこええやろうなあ、そう思うといてもたってもいられなくなった。

マンホールのふたで焼き肉がしたい

方々声を掛けてみたが、なかなか出物がない。そんなとき、知人が「近くでマンホールのふたが山積みになっているのを見つけた。すぐ急行せよ」とメールで知らせてくれた。

そこは設備会社の資材置き場。どうみても使い古しのふただ。広島市のふたとは少々デザインが違うが、「汚水蓋」の文字が印象的だ。

恐る恐る会社の事務所をノックしたら、社長さんらしい人が出てきた。「あのー、表の汚水蓋、一枚わけてもらえませんか」。「何に使うんね」。とっさに思いつきで「作品を…」。オレはいつから鉄アーティストになったんだ?まあ、料理も作品やからな。「ええよ、持っていきんさい」。「おいくらでしょうか」(金なんか払う気ないくせに!)「いらんよ。廃物じゃから」。「ありがとうございます!」。これ以上ないような作り笑顔を浮かべてふたを抱えて車に乗せた。

しかし、ふたはひどい錆びやら、得体の知れない汚れが付いている。真ちゅうのブラシを買ってきて、風呂でこすっては洗いを繰り返した。そして炭をおこした七輪に乗せて合計10時間以上焼いては油を塗った。これがホントのやけくそですね。そしてついに黒光りする見事な姿に変身した。

それで、実際に肉を焼いてみたのですが、まず、全体を熱するのにかなり時間がかかる。さらに、まだ油がなじんでいないのか、割合肉がくっつく。まだ、厚いステーキ肉に刻印を入れるところまで行っていません。

ところで、後で知ったのですが、加山雄三主演の映画、『大学の若大将』の中で、学生たちがマンホールのふたで焼き肉をするシーンが出てくるそうです。さすが若大将!それから、私の知人が参加しているアヤシイおやじ集団も、自分たちで入手したふたを何度も焼き肉に使ったそうです。さすが外めし道は奥が深い。

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2006年01月22日

LODGEのダッチオーブン

わが家の初代ダッチオーブン。ダッチのトップブランドとしてあまりにも有名な、米国LODGE(ロッジ)社の12インチ。重い!約9キロ。

だけど、ふつうと少し違うのは、そのデザイン。実は、2002年のソルトレイク冬季五輪限定モデルなんです。限定モデルのくせに、あまり人気がなかったのか、けっこう値引きして売っていました。(だから買った)

性能は、さすがです。重くて厚い鍋底は、熱を十分にたくわえます。内部の容量も十分で、小さな鶏なら、丸のまま二羽入ります。野外で大人数の料理を作るときなどは、大活躍です。

けれど、いつも書くように、この足がじゃまで、台所では、よほどたくさんの料理をするとき以外は、ほとんど使いません。

でも、野外で何度も焚き火に焼かれただけあって、いい色になっているでしょう。ここまでくれば、少々のことでは錆びません。こういう状態になったダッチのことを、「ブラックポット」というそうです。

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2006年01月16日

トラメジーノ(ホットサンドメーカー)

この銀色の、ちょっと風変わりなかっこうをしたヤツは、ホットサンドメーカーである。スノーピークという会社から「トラメジーノ」という名前で売り出されている。
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トラメジーノとは、イタリア語で「挟んで食べるもの」という意味だそうだ。薄切りのパンの間に、好きな具をはさんで、これでぎゅっとはさんで火にかけ、両面を焼いて香ばしい臭いがしてきたらできあがり。ただのサンドイッチとは全然違う、楽しい軽食ができあがる。ホント、いっぺんやってみたら、何でもないものがすごくおいしく変身しますよ。

例えば、残った焼きそばをはさんで焼いたら焼きそばサンド、もちろんハムやキュウリをはさんでミックスサンド風にしてもいい。さらに、パン以外でも、例えばご飯をこの中に詰めて焼くと、ホットサンド風の焼きおにぎりが簡単にできる。

ホットサンドメーカーはほかにもいろいろ市販されているが、やはりこれは折りたたみが簡単でデザインや精度の良さが段違いだと思います。トラメジーノファンクラブの公式サイトというのもあって、みんな自分の道具に適当に愛称を付けてかわいがっているようだ。
http://www.web-support21.com/tramezzino-fanclub/green.html

ちなみに我が家のトラメは「銀子ちゃん」と言います。スノーピークのロゴがかっこいいでしょ。
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2006年01月03日

ダッチオーブン小

我が家の鍋の中でいちばん活躍しているのがこいつ。キャプテンスタッグの25センチ。ホームセンターで2980円で売っていた。我が家では、ロッジに次ぐ、2台目のダッチオーブンだった。下記のHPでも、通販でかなり安く売っている。

http://www.e-campclub.com/shopping.phtml?sview=1&item_no=1900&svif=1

だめもとで買ったのだが、非常に使い勝手がいい。まず、何よりも足がないことがすばらしい。ダッチオーブンというのは、屋外で焚き火の中に直接突っ込むことを想定して、青銅器の鼎のように足が3本付いている。こいつが便利なようで、実はあまり役に立たない。まず、台所でガスコンロに乗せるのに非常にじゃまになる。屋外でも、七輪には乗せにくい。焚き火に置くなら五徳などの台を別に用意すればすむ話で、別に鍋に足がある必要はない。足がない、ということは、実はよいことなのだ。

また、足がない一方で、鍋のふたの部分にフランジと呼ばれるフチが付いている。これがあるお陰で、ふたの上に炭を乗せて上火を使うことができる。オーブンのように上火が使えることが、ほかの鍋とは違うダッチの大きな魅力の一つなのだから、これは付けておいて欲しい。実は、ダッチのトップメーカー、アメリカのロッジ社には、足がないキッチンダッチオーブンというシリーズがあるのだが、それのふたにはフランジがないという非常に困ったことになっており、その点でもキャプテンスタッグ製は優れている。

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さらに、重いのが当たり前のダッチの中では、比較的軽い。まあ、それだけ鋳物としての厚みには欠けるのだが、機能に問題があるほどではない。ダッチとしての役割は十分果たしてくれる。おまけに値段も安く、いいことずくめなのだ。

我が家では、台所でも屋外でも、ものすごく頻繁に使っている。日常の煮物などでも活躍するし、足がないので電磁調理器に乗せられるメリットもあるので、鍋料理ではたいていテーブルに登場する。さらに、前出の「かまどん」にぴったり収まるサイズなのもうれしい。まあ、本格的なスタイルでないからイヤだ、という意見もあるだろう。趣味の道具だから、そういう考え方は否定しないが、趣味も実益も、という私のような欲張りな人間には、ありがたい逸品だと思う。



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2005年12月25日

黒皮鉄板のダッチオーブン

自慢の道具の中でも、これはかなり変わり種。ふつうのダッチオーブンというのは鋳物なのだけど、これは鉄板でできている。

ちょっと解説が必要だけど、鋳物というのは、型に高熱で溶かした鉄を流し込んで固めただけのもの。だから、分子構造はけっこうスカスカで、かなりすきまも空いている。一番シンプルに金属を製造した状態ですね。それに対して鉄板というのは、溶かした鉄を固める際に圧延といって、圧力をかけて延ばしてある。これによって密度が高まり、分子構造が規則正しく並ぶようになる。当然、熱や衝撃に強いものになる。

だから鉄板のダッチはさびにくく熱や衝撃にも強い。手入れも比較的簡単だ。ただし、鉄板というのは分厚いものになるとプレスなどの加工、成型が難しくなる。

このダッチは、滋賀県の人が自分の理想のダッチオーブンを作ろうと考案したもので、ついにこの人はそれまでの勤め先を辞め、鉄工所に勤務しながらダッチオーブンを個人でも作って通販をしている。そして、一人ひとりのけっこう変な注文にも答えて製品を作ってくれる。

私のは直径30センチ、厚さ9ミリ。この9ミリというのは、相当な厚さです。鉄板製のダッチとして有名なユニフレーム社のものが、4.5ミリですから、ほぼその倍です。ちょっと工業製品ぽい、武骨な造りが逆にかっこいいです。この作者は私の故郷でもある滋賀県に住んでいるので、直接出向いて品物を確認して購入しました。下記のHPもご参照ください。

http://www.geocities.jp/mfdwmcur/

ただし、これだけの厚さになると深い鍋としての加工は非常に難しいので、フライパンのような浅いオーブンになります。よって、丸鶏のローストチキンなどの料理は無理で、ステーキなどが中心になります。

ただ、もう一つ得意なものを挙げるとすれば、ピザです。ふたの上に炭火を乗せれば、底が浅いので、うまく上火を使ってピザがカリッと焼けるわけです。この前の記事で書いているピザも、このダッチを使いました。

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2005年12月15日

ネイチャーストーブ

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自然に優しいというふれこみのネイチャーストーブ。ステンレスのパネルを組み立てると、台形の小型コンロができあがる。底から吸気して、効率よく燃焼させる仕組みになっていて、木ぎれなどでかなり早くお湯が沸く。コンパクトに折りたためるようになっているので、クロカンスキーなどに持っていくのにも最適だ。

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写真は、実際に八幡高原でクロカンスキーをしたときにコーヒーを飲むためにお湯を沸かしたときのもの。ご覧の通り、あたりは雪だらけで、乾燥した木切れはないので、事前にリュックの中に入れておいた。わずかな量の燃料ですぐにお湯がわかせた。こういうときのコーヒーはインスタントでも十分うまい!

ユニフレームというメーカーが作っている。すぐに空き缶のごみが出るガスコンロは使いたくないので、目下、携帯型の道具としてはいちばん気に入っている。同じタイプのネイチャーストーブLというのもあって、こちらは大型で、けっこう大きな鍋が乗せられる。

http://uside.net/nature/
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2005年12月13日

コーヒー焙煎器

コーヒー党というほどではない。嫌いか好きかと聞かれたら、好きなのだけど、元々ががさつな人間なので、酸味がどうとか、アロマがどうとか言われても、ほとんど何のことかわからない。だけど、雰囲気は好きなので、ときどき自分で焙煎してコーヒーを楽しんでいる。

http://www.auvelcraft.co.jp/coffee/index.html

で、この手回し焙煎器。名古屋のアウベルクラフトという会社が作っているんです。他にも、ピザ用石窯キットとか、オカリナ手づくりキットとか、ほかの会社はまず手を出さないだろう、というような物好き系の商品を盛んに開発して売っている、変な会社だ。

実は庄原市の国営備北丘陵公園でここの社長に出会ったことがある。予想していた通り、好奇心がめっちゃ強い、変だけどおもろいおっさんでした。そこで実演してくれたのが、この手回し焙煎器。

自分で焙煎する道具はほかにもあるんだけど、これはくるくる回すだけで、ムラなくローストできるとことが気に入っている。実は、このムラなく、というところが意外に難しい。その点、この道具は、全体をかき回すことができるので、火が均一に当たるのだ。

生豆を網かごの中に入れ、カセットコンロの上にセットし、弱火であぶりながら、ひたすら取っ手を回す。最初にポスポスという音が出だすので、これが1はぜ。次いで、ピチピチと軽い音がし始めるので、これが2はぜ。ここで火を止めれば軽めのローストだし、豆が真っ黒になるまで回せば、深煎りになる。その辺は自分の好みで。

ただ、20分近く回さねばならず、手がだるくなるのは辛抱しなければならない。この辺からは私にはわからんのだけど、通に言わせると、焙煎してから1日くらい置いた方が、味はまろやかになるらしい。緑色っぽい生豆が、ダークブラウンに変わって光沢を発するのを見ているのは本当に楽しいし、新鮮な豆で淹れたコーヒーの味は格別です。

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2005年11月24日

くど

「くど」を道具と分類すべきかどうか迷います。設備ですよね、これは。運べませんから。くどは伝統的な日本式の「かまど」のことです。薪をくべてお湯を沸かしたりご飯を炊いたりします。昔の農家などには必ずありました。

家にくどがあるのか、と言われそうですが、これは私の物ではありません。庄原市のある家にあるもの。この家は、築250年以上の豪壮な屋敷で、昔はくどがあったのですが、その後、撤去されていました。そこに、家主さんを中心にした仲間でくどを復元したのでした。

参加したのは30人以上ですが、素人集団。そこで、庄原市の左官職人さんの指導を仰ぎ、レンガを割ったり土を詰めたりして2日がかりで完成させました。それから乾燥させること一カ月以上。仲間の一人が神主役をして、怪しい祝詞をあげて盛り塩をし、榊を飾って火入れをしました。

ところが、初めはうまく薪が燃えないんですね。こりゃ失敗作か、と思ったんですが、その後、使えば使うほど調子が良くなるんです。今では燃料効率が非常に良く、わずかの薪でご飯が炊けます。全体に熱が回り、中の水分が完全に抜けて初めて本来の威力を発揮するんですね。昔の物は、金をかけて買うのではなく、手間と時間をかけて作り上げていく、というのがよくわかります。

このくどは大釜が2つ据えられます。二十人くらいの食事は余裕で作れます。そして、大量に炊いたご飯は、抜群にうまいです。元々、広島県北部の米はうまい上に、くどを使えばうまくないはずがありません。
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2005年11月20日

大鍋

我が外めし道具の中で最大の武器がこれ。大鍋。直径38センチあります。10人分の料理ができます。写真はかまどんに乗せたところです。立派でしょう。この日は芋煮をしました。食べるのに一生懸命で、肝心の芋煮の写真を撮っていません。

牛肉、そして広島特産の深川(ふかわ)芋、野菜たくさん、こんにゃく、豆腐。素材のうまみがたっぷり出ているから、あまり味付けしなくていいんですよ。そして、何よりこの大鍋で一気にたくさん作れるのが最大の秘訣です。

我が道具と言いましたが、さすがにこれは個人の所有物ではありません。仲間とときどき屋外でうまい物を食べる会を開いています。その仲間の共有物と言うことになっています。管理はいまのところ私がやっています。ちなみにこれはネットオークションで買いました。正確には忘れましたが、6千円くらい。新品を買えば3万円はくだらないと思いますので、いい買い物でした。
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2005年11月16日

簡易燻製器

某カルチャーセンターの教室で生徒さんに作ってもらった燻製器は、一斗缶を加工した物。一斗缶と言っても、いわゆる石油缶ではなく、広島ならではの殻付きカキ用の缶です。ふた付きなので、燻製器にぴったりです。いちおう、私が考えました。と言っても、この程度の物なら誰でも考えつくでしょうから、オリジナリティがあるとは思えません。

これの上部に穴を開けて、全体にねじ切りをした鉄の棒(「長ねじ」と言います)を通し、両側から蝶ねじと呼ばれるネジで締めて止めます。底や底に近い側面に釘で適宜、吸気用の穴を開けるだけでできあがり。

使うときは底に木切れを入れ、カセットコンロで下から熱します。ふつう、燻製にはチップを使うと思いますが、私はその辺で木の枯れ枝などを拾ってきて、短く切って使います。チップとまったく効果は変わりません。火加減を調節することで、高温なら短い時間でできあがるし、低温ならじっくりスモークすることになります。

ふたはぴちっと閉めてしまうと高温に熱した金属を持って開けるのが大変なので、裏返しにして上に軽く乗っけるような状態で十分です。注意するのは、コンロのガスボンベが入っている部分を燻製器で絶対覆わないこと。覆うと過熱したボンベが爆発します。薄いブリキでできているので、コンロでなども加熱して雨ざらしにしているとすぐさびてボロボロになりますので、あまり長持ちはしません。雨にあてないように注意すれば、それなりに使えます。
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2005年11月13日

燻製器

燻製は、わが外めし道の中でも、かなりの位置を占める。野外料理ならではのメニュー(室内でできなくはないが、かなり厳しい)だし、ガツンとわかりやすいうまさだ。その屋台骨を支えているのが、この薄汚れた燻製器。

某田舎のホームセンターの棚の上で長年放置されていたらしく、部品の欠品などもあった。どうしても燻製器が必要だったので、欠けている部品は自作するつもりで、店員に「売ってくれ」というと、「本当に買っていただけるんですか」と言われた。値段はいくらでもいい、というので500円払った。

最初は妙にピカピカしてとりすました顔つきがあまり好きになれなかったが、以来、6年くらいたったか?ススにまみれ、溶接部分は割れてしまい、針金を巻いて補強し、何とか持ちこたえている。いったいこれで何回燻製を作ったか。百回はゼッタイ超えている。こうなると愛着がわくし、少々では捨てられない。

底が抜けた円筒形で、キャンピング用のコンロの上に乗せる設計だが、ワシはもっぱら七輪の上にのっけている。ちょうど七輪の口径にぴったりはまるのがうれしい。七輪に直接、細かく切った木の枝を入れていぶすと、1時間ほどで燻製ができる。キャプテンスタッグの製品で、定価は意外に高い。
http://www.e-campclub.com/shopping.phtml?sview=1&item_no=1372
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