2005年12月25日

黒皮鉄板のダッチオーブン

自慢の道具の中でも、これはかなり変わり種。ふつうのダッチオーブンというのは鋳物なのだけど、これは鉄板でできている。

ちょっと解説が必要だけど、鋳物というのは、型に高熱で溶かした鉄を流し込んで固めただけのもの。だから、分子構造はけっこうスカスカで、かなりすきまも空いている。一番シンプルに金属を製造した状態ですね。それに対して鉄板というのは、溶かした鉄を固める際に圧延といって、圧力をかけて延ばしてある。これによって密度が高まり、分子構造が規則正しく並ぶようになる。当然、熱や衝撃に強いものになる。

だから鉄板のダッチはさびにくく熱や衝撃にも強い。手入れも比較的簡単だ。ただし、鉄板というのは分厚いものになるとプレスなどの加工、成型が難しくなる。

このダッチは、滋賀県の人が自分の理想のダッチオーブンを作ろうと考案したもので、ついにこの人はそれまでの勤め先を辞め、鉄工所に勤務しながらダッチオーブンを個人でも作って通販をしている。そして、一人ひとりのけっこう変な注文にも答えて製品を作ってくれる。

私のは直径30センチ、厚さ9ミリ。この9ミリというのは、相当な厚さです。鉄板製のダッチとして有名なユニフレーム社のものが、4.5ミリですから、ほぼその倍です。ちょっと工業製品ぽい、武骨な造りが逆にかっこいいです。この作者は私の故郷でもある滋賀県に住んでいるので、直接出向いて品物を確認して購入しました。下記のHPもご参照ください。

http://www.geocities.jp/mfdwmcur/

ただし、これだけの厚さになると深い鍋としての加工は非常に難しいので、フライパンのような浅いオーブンになります。よって、丸鶏のローストチキンなどの料理は無理で、ステーキなどが中心になります。

ただ、もう一つ得意なものを挙げるとすれば、ピザです。ふたの上に炭火を乗せれば、底が浅いので、うまく上火を使ってピザがカリッと焼けるわけです。この前の記事で書いているピザも、このダッチを使いました。

dutch2.jpg


posted by 炎の料理人 at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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