2010年03月09日

ザ・土鍋力

と、下記のような記事を書いた翌日、私が常日ごろ尊敬申しあげる広島県出身の若き天才料理研究家、濱田美里さんの新刊、「ザ・土鍋力」が届いた。

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タイトル通り、土鍋をふだんの鍋料理だけでなく、いろんな料理に活用しようという本だ。さらに、あのタジンにも多くのページを割いて、もう一つの土鍋としてスポットライトを当てている。

内容はさすがに濱田さん。和洋エスニックと、実に多彩。しかも材料の持ち味をまさに「土鍋力」でシンプルに引き出す魔法がいっぱいだ。「タジンでつくるシンプルパエリア」すぐにでもやってみたい。これならタジンでなくてもできる。というより、この本、わざとタジンと土鍋の境界線をややあいまいにして、土鍋の再評価を狙っているように思える。

大人テイストの煮リンゴとか、なめらかプリンなんていう甘み系もあるぞ。羊肉とドライフルーツの組み合わせなんか、ぜひぜひトライしてみたい。

さらにさらに、使っている土鍋が長谷園の製品なんですね。ここのはしっかりとした作りと高い保温性で知られる。こんなの、わが家にあったらいいだろうなあ、と妻に本を見せるも、「うちの土鍋も立派に仕事してるやろ」と冷淡なお言葉。う〜む。

濱田さんのホームページ
http://www.misato-shokdo.com/index.html
長谷園
http://www.igamono.co.jp/
posted by 炎の料理人 at 09:15| Comment(4) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月07日

にせタジン

ずっとほしいなあと思っている調理器具が、例のタジン鍋。砂漠の国、モロッコで、水が節約できる調理道具として使われているという評判の鍋だ。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20091016/1029675/

一部の物を除いて値段もそんなに高いわけではないのでほしければ買えばいいじゃないかとよく言われるのだが、問題はその独特の形状にある。ただでさえ道楽のように買い集めた調理道具がいっぱいあるわが家の台所には、もう収納スペースがほとんどない。そこへこんな変な形の鍋を持ち込んだら妻の不興を買うのは必至だ。

そこで考えた。そもそもタジンと言っても土鍋と性質は同じはず。確かに漏斗状のふたは水蒸気を冷やして水分を下に落とすので水をほとんど使わない調理が可能というふれこみだが、わが土鍋でも、湯気抜きの穴をふさいでしまえば無水調理くらいできるだろう。

というわけで試してみた。材料は白菜、尾道タイヨーミートの豚バラベーコン、豆腐。

白菜をざく切りにして芯の部分を鍋の底に敷き、ついでベーコン、白菜、ベーコン、白菜と重ねていくそのたびに塩、コショウをひとふり、最後にさいの目に切った豆腐を盛り、ふたをする。

タジン.jpg

ただ、素材から水分が出る前に底の野菜が焦げる心配があるので、大さじ3杯ほどの水、1杯の酒を加える。ふたの湯気抜きの穴にはセロリなど、野菜の軸でも突っ込んで湯気を閉じこめよう。そしてごくごく弱火でじっくり加熱する。

10分もすると白菜の香りが部屋に漂うようになる。そしてぐつぐつと煮えはじめる。白菜が全体にしんなりして豆腐にしっかり熱が通ったら完成だ。塩、コショウは控えめにして、最後に塩で味を調えるようにしよう。

ひやあ!これはうまい。白菜の甘みが実によく出ている。そしてベーコンのうまみと渾然一体となり、すばらしいうまさだ。汁も最高のスープになっている。

ベーコンもできるだけいい物を使うのがいいと思う。味の深みが違います。これならタジンは当面不要かな。ちょっと寂しい気分もあるけど(笑)今度はモロッコ料理に挑戦してみよう。トマトやクスクスを料理してみようか。

posted by 炎の料理人 at 22:09| Comment(5) | TrackBack(0) | 道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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