何を隠そう、私は餅つきが大好き。子どものころ、近所にあった父親の実家に親戚が集まって餅つきをした。当時はもちろん餅つき機なんてのはなかったから、すべて手作業。正月を前にした、何ともうきうきした気分の中で、大人もこどももわいわい言いながら餅つきの作業をする。いま、思い出しても楽しい記憶だ。
庄原の知人の家の餅つきは、いろんな人たちが集まってきて、薪でお湯を沸かして餅米を蒸し、杵と臼で餅をつき、手で丸める。まさに子どものころの餅つきの光景がよみがえるので、とてもとても楽しい空間なのだ。

私も餅つきをしたけど、体力が落ちているのがわかる。ひと臼つき切る前に息が上がってしまう。それでもがんばったら、腕が痛いです。子どもたちがお餅を丸めるのを手伝う姿に、自分のこども時代を重ね合わせる。

自家栽培、しかも除草剤を使わず合鴨を使って育てた赤米をお餅の中に混ぜた珍しい餅も。赤米は精米すれば餅米と同じだけど、それでは色がなくなってしまうので、玄米のまま使う。だから、お餅の中でつぶつぶした食感が残るのだけど、それはそれでおもしろい。

そしてお楽しみは、お餅以外にもいろいろなおいしい食べ物を楽しめること。炭火でカキや太刀魚などを焼いたり、自家製のみそ汁を味わったり。

お招きくださった方々、準備してくださった方々、本当に感謝感謝です。お天気もよかったし、最高の休日でした。来年も、ここでゆっくりとお餅つきを楽しめるような平和な一年でありますように。
最後に、大粒の焼きガキをどうぞ!
