2006年04月30日

お魚干し太郎

すごいメカを見つけました。arixという北海道の会社が製造している「釣り名人の お魚干し太郎」。靴下などを干す、円形の物干しがありますよね。あれがぐるぐる回ると考えてください。山陰なんかをドライブしていると、よく海産物の店で白イカやスルメイカがぐるぐる回っています。あれの家庭用ですね。さっそく使ってみました。

魚はウルメイワシを6尾。腹開きにしてワタを取り、きれいに洗います。ペーパータオルで水分をていねいに取り、開いた腹に塩をまんべんなくふりかけて皿の上に乗せ、冷蔵庫に入れて約30分。塩を身になじませます。これの頭のところを本体付属の洗濯ばさみでしっかりはさみ、本体に引っかけます。

機械は単一の乾電池を二個使います。魚がぶらさがった状態でスイッチを入れると、勢いよく魚が回り始めます。このとき、魚に付いている水分が周りに飛び散りますので、スイッチを入れたら退避して、しばらくは近くに寄らないようにしましょう。

hoshitaro.jpg


最初に機械に入っていた電池がかなりパワーが弱っていたことや、夕方だったことから、2時間してもあまり乾きませんでした。そのうち、みるみる回転が落ちてきたので電池を交換。すると見違えるように早く回るようになり、40分ほどで透明感のある仕上がりになりました。

まったく道楽としか言いようのない道具ですが、性能はかなりの物。取り扱いもメチャ簡単です。こういうことが好きなら、値打ちはあると思います。魚はとりあえず冷凍しています。食べた感想はまたレポートしますのでお楽しみに。

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posted by 炎の料理人 at 22:41| Comment(6) | TrackBack(0) | 道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

200スキ発見

以前、100スキのことは書いた。100円ショップで売られている小型の鋳物製フライパンのことだ。フライパン型のダッチオーブンをスキレットという。その100円タイプだから100スキ。本物のスキレットは数千円するが、これは小さくとも、ほぼ本物と同じ能力を持つ。

ところが、中国の鉄需要の高まりで鋳物の材料費が上がり、どこの100円ショップでもほとんど姿を消し、幻とまで言われてきた。

ところが昨日、広島市安佐南区八木のダイソーへ行ったところ、100スキを発見!やった、と思ったところ、何と200円の商品だった。つまり200スキ。倍になっても売れると踏んだんですね、ダイソーさん。

P1000012.JPG


でも、外めし好きなら200円の値打ちは十分あると思います。以前、スペインオムレツの欄でも書いたけど、こいつは本当に使えるんです。一度手に取ってみてください。鋳物製のステーキ皿も200円で売っていました。

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posted by 炎の料理人 at 18:21| Comment(4) | TrackBack(0) | 道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月24日

タケノコの煮物

タケノコを炊いた。近くのスーパーで買い物をしていたら、店員さんが今まさに発泡スチロールの大きな箱からタケノコを取り出している。見ると、見事にみずみずしい切り口のタケノコだ。ちょっと色黒で、地上にしっかり出てしまった後のようだが、鮮度はかなりよさそうだ。

さっそく買って、持って帰って皮をむき、米ぬかを加えてたっぷりのお湯でゆでた。こういうときに家庭用精米器を使っているおかげで、すぐに米ぬかが用意できるのがわが家のいいところだ。15分ほどゆでたら、そのままさます。これを適当な大きさに切って、カツオのだし汁、酒、薄口しょうゆ、みりんで味を整えながら煮る。落としぶたをして、味をじっくりしみこませるために30分は煮たほうがよさそうだ。

タケノコのふくらみのある香りがあたりに広がる。これにはカツオだしの風味が合うと私は思う。ちょうどわが家の猫の額もびっくりする狭い庭に、小さな山椒の木がある。これから木の芽を取って添えたら最高です。やはりちょっと固かったけど、鮮度がいいのでえぐみはない。やはりこの季節はこれですわ。

takenoko.jpg


わが家はこれまで、タケノコを買って食べると言うことはしたことがない。というのも、父親が竹に関わる仕事をしていて、タケノコ掘りはほとんどプロ。だから毎年、もうええよ、というくらいタケノコを送ってきていた。しかし、その父も今年は病み上がりで竹藪に行く元気がまだない。早く元気になって、うまいタケノコを食わせろよ、オヤジ。
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2006年04月12日

鶏とリンゴのロースト

鶏もも肉 1枚
リンゴ 1個
塩、こしょう 少々

鶏のもも肉にしっかり塩コショウをして、下味をつける。少し塩が多めかな、と思うくらいがちょうどいい。リンゴは四分の一にして皮をむいたものを、さらに3等分くらいにして、カレーに入れるじゃがいもぐらいの大きさに切る。

ダッチオーブンを熱々に熱して、もも肉を、まず皮の方から焼き目がつくように焼く。裏側も焼いたら、ダッチのふたをして、弱火で加熱する。数分でいったんふたを開けてリンゴを投入。もう一度ふたをして、弱火でさらに数分加熱。鶏肉に火が通り、リンゴに透明感が出てきたらできあがり。

apple.jpg


鶏のうまみがソースになってにじみ出て、塩味と、リンゴの甘味とうまくからんで絶好の味になります。肉にソースをつけながら召し上がれ。リンゴも抜群にうまいです。リンゴは、紅玉とふじでやってみましたが、紅玉はなぜかグズグズになってしまい、おいしくありませんでした。それに対して、ふじは、透明感と粘りがある仕上がりで上出来でした。ほかの品種は試していません。
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2006年04月11日

スペインオムレツ

100スキ得意のスペインオムレツです。

卵 2コ
ソーセージ 小 2本
とろけるチーズ 30グラム
ニンジン 3分の1本
ジャガイモ 3分の1コ
塩 少々

ジャガイモ、ニンジンはさいの目に切って、下ゆでするか電子レンジで加熱して下ごしらえしておく。卵を割ってよくかき混ぜる。そこへ小さく切ったソーセージ、下ごしらえしたニンジン、ジャガイモ、とろけるチーズを入れて、よく混ぜる。

ここで100スキの登場です。熱したら油をひいてよく混ぜた生地を流し込み、上からもう一枚の100スキを重ねて、弱火で加熱する。上に重ねる方にも油をしいておこう。数分おいて、下の卵がある程度固まったら、今度は上にあった100スキを火にかけて、先ほどまで加熱していた方の、まだ固まっていない卵液を流し込み、さらに固まった卵の部分をすくってうまく火にかけた100スキの方に載せる。そして、さらに100スキでカバーしてもう数分焼く。

写真はちょっと焼きすぎですが、ふっくらと膨れています。これは100スキならではの焼き上がりです。

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posted by 炎の料理人 at 09:58| Comment(4) | TrackBack(0) | レシピ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月09日

つくし

つくし誰の子スギナの子、というわけで、職場の同僚からつくしをたくさんいただいた。義母が嫁のために一生懸命集めたという、たいへん恐れ多いもののおすそ分けだ。

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はかまを取ってさっと洗い、卵とじにしたり甘酢に漬けたり。ほろ苦い味が持ち味だ。春は苦味を盛れ、という言葉もあるとおり、この季節は芽吹いたばかりの苦味のある野草を食べるといいそうだ。冬の間に体にたまった毒を外へ出す働きがあるというような話も聞いたことがある。今、流行のデトックスというやつですね。

何はともあれ、季節のものを口にできるのは幸せです。
posted by 炎の料理人 at 19:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 食材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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